「ほっと子育てひろば」を開催しました
- 5月13日
- 読了時間: 3分
更新日:5月21日
〜子どもの行動には理由がある。脳の発達から子育てを見つめる時間〜
2026年5月10日(日)、小高交流センターにて、鈴木甲子先生による「ほっと子育てひろば」を開催しました。
本講座は、同日に開催された「えいご発音あそび体験会」と連動して実施されたもので、子育て中の保護者の皆様が、日頃の悩みや不安を気軽に話しながら、子どもの姿を発達の視点からやさしく読み解く時間となりました。

経験から辿り着いた「主体的な保育と脳科学の重要性」
講師の鈴木甲子先生は、公立の保育園・幼稚園で約40年勤務され、園長職を7年、その後、市役所で人材育成にも関わってきました。
また、東日本大震災後に避難していた子どもたちや保護者と関わる中で、子どもと保護者が前向きに生活できる方法を考え、主体的な保育や脳の発達が重要と考えました。
子どもの行動には、必ず理由がある
たとえば、2歳・3歳の癇癪や、落ち着きのなさ、友達とのトラブルなどは、単に「わがまま」や「しつけ不足」の『困った行動』ではありません。まだ気持ちをうまく言葉にできず、行動だけで表現していることも多くあります。
だからこそ、大人が表面的な行動だけで判断しないことが大切です。
「なぜ、この行動をしているのだろう」と背景を考えることで、関わり方は変わっていきます。子どもの行動を理解することが、安心と成長につながっていきます。
自分で考えられる子に育てる

大人が出した指示に「お利口だね」「上手だね」と褒めながら従わせるだけでは、子どもが指示待ちになってしまいます。
子どもを大人の指示通りに動かすのではなく、子ども自身が「自分で考える」「自分で選ぶ」「自分で動く」経験を積んでいくことが大切です。
特にAIが発達するこれからの社会に生きる子どもたちには、
自分で考える力
自分で選ぶ力
自分で動く力
人と関わるコミュニケーション力
が必要になってくるのではないでしょうか。
年齢ごとの発達段階に合わせた関わり
2歳・3歳・4歳・5歳を同じように扱わないことも大切です。
2歳・3歳の癇癪は、脳の感情のブレーキ機能がまだ十分に働かないために起こる現象であり、少しずつ自分でコントロールできるようになってくるものです。
3歳児頃はまだ記憶が時系列で整理出来ない、言葉で説明しにくい、長期間保存することが難しい『なんでやったの?』というような質問の仕方は答えることが難しいことがあります。
4歳・5歳になると、少しずつ理由や相手の気持ちを理解できるようになったり、言葉の数も増え、自分で説明をしたり状況を判断することもできるようになってきます。
保護者自身を責めないこと
最後に非常に大事なのが、お母さん自身が「私は頑張っている」と認めることです。
今日、『ほっと子育てひろば』に来ていただいたことは、子どもを一生懸命育てようとしている証拠であり、それだけでも十分だと認めてほしいのです。
保護者自身が自分を責めすぎず、「今日も頑張った」と自分を認めること。その安定感は、子どもの安心感にもつながっていきます。

また、参加者からは、
食事中に座っていられない
父親との関わり方
子どもの愛着形成
家庭でのいたずらへの対応
など、実際の子育てに関する質問が寄せられました。
鈴木先生は一つひとつの質問に対して、子どもの発達段階や家庭での関わり方を踏まえながら、具体的にアドバイスを行いました。
今後も「ほっと子育てひろば」では、子育て中の保護者が安心して話せる場をつくりながら、子どもの育ちを発達の視点から支える取り組みを続けてまいります。
未来幼児教育研究所では、
脳科学の視点から子育てと保育を考えるヒントをお届けしています。
育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。


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