話しかけることに意味はあるの?赤ちゃんとの会話は、生まれた日から始まっています
- 7月25日
- 読了時間: 2分
子育てには、不安や迷いがつきものです。
このコラムでは、「安心には理由がある」という視点から、子どもの育ちを一緒に考えていきます。
「まだ話せないのに、話しかけても分かっているのかな?」
そんなふうに思ったことはありませんか。
返事もない。言葉も返ってこない。毎日話しかけていても、「本当に意味があるのかな。」と感じることもあるかもしれません。

でも、大丈夫。
そのかかわりがとても大切なことなのです。
赤ちゃんは、生まれたその日から、お母さんやお父さんの声を聞いています。
優しい声。少し笑った声。心配そうな声。赤ちゃんは、言葉の意味が分からなくても、その声のぬくもりや表情を感じ取りながら育っています。
毎日のそんなやり取りが、赤ちゃんの心を安心で満たしていくのです。
赤ちゃんの脳の育ちは、特別な教材や早い教育だけで育つものではありません。
毎日の生活の中で、「おはよう。」「今日はいいお天気だね。」「気持ちいいね。」「ミルク、おいしいね。」そんな何気ない言葉を聞きながら、「聞く力」「感じる力」「人とつながる力」の土台が少しずつ育っていきます。
言葉を覚える前に、『人の声は安心するものなんだ』『話しかけてもらえるとうれしいんだ』という経験を積み重ねているのです。
実は、話しかけること以上に大切なことがあります。
それは、赤ちゃんからの小さなサインに応えてあげることです。
『あー。』『うー。』そんな声が聞こえたら、『そうなんだね。』『お話してくれたんだね。』と返してあげてください。
目が合ったら笑い返す。笑ったら一緒に笑う。そのやり取りの中で、赤ちゃんは『伝わった』『分かってもらえた』という安心を感じます。
その安心が、心を育て、脳の育ちを支え、やがて言葉へとつながっていくのです。

忙しい毎日の中では、「今日はあまり話しかけられなかったな。」そんな日もあるでしょう。
でも、大丈夫です。
朝の『おはよう。』抱っこしながらの『気持ちいいね。』眠る前の『おやすみ。』その一つひとつが、お子さんの心に届いています。
たくさん話すことが大切なのではありません。
『あなたを大切に思っているよ。』その気持ちが伝わる関わりが、子どもの育ちには何より大切なのです。
言葉は、教えるものではありません。
安心の中で育っていくものです。
子どもは、自ら育とうとする力を必ず持っています。
困った行動のように見えても、その中には必ず育っている力があります。
安心には理由があるのです。
育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
株式会社未来幼児教育研究所 鈴木甲子



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