不安より期待を~就学前に育てたい3つの力~
- 2 日前
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「小学校に入ったら大丈夫かな」
就学が近づくと、保護者の皆さんの中には、そんな不安が生まれることがあります。
「授業についていけるだろうか」
「先生の話をきちんと聞けるだろうか」
「友達と仲良くできるだろうか」
心配になるのは、それだけお子さんを大切に思っているからです。
でも、少し見方を変えてみませんか?
今の小学校教育では、知識を覚えることだけでなく、
子ども自身が課題に向き合い、自分なりに考えながら学ぶことが
大切にされています。
自分で考えること。
自分から行動すること。
自分の思いを伝えること。
こうした力は、小学校に入ってから急に身につくものではありません。
毎日の生活や遊びの中で、少しずつ育まれていくものなのです。
このシリーズでは、就学前に育てたい3つの力についてお伝えします。
今回の第1回は、「自分で考える力」です。

「お母さん、これどうするの?」
「次は何をすればいいの?」
毎日の生活の中で、子どもからこんな言葉が出てくることがあります。
忙しく慌ただしい生活の中では、
「こうしなさい」
「次はこれよ」
と答えをすぐに伝えてしまっているのではないでしょうか?
それは、お子さんを思う気持ちがあるからこそです。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
実は、脳にはこんな性質があります。
脳は、よく使われている力が強化されてしまいます。
答えを待つ経験が多いと、脳は「誰かが答えを教えてくれるのを待つこと」に慣れていきます。
一方で、
「どうしたらいいだろう」
「自分はこう思う」
「少し考えてみよう」
そんな経験を重ねることで、考える力を担う脳の働きは少しずつ育っていきます。
子どもの脳は、指示されて動く経験だけでは育ちません。
自分で考え、自分で選び、その結果を経験することで、前頭前野と呼ばれる「考える脳」が少しずつ育っていきます。
これは特別な勉強ではありません。
毎日の生活の中で育つ力です。
例えば、
「どうしたらいいと思う?」
「自分ではどう思う?」
「お母さんと一緒に考えてみようか」
そんな言葉をかけてみてください。
答えを教えるのではなく、考えるきっかけを渡すのです。
最初は答えられないかもしれません。
時間がかかるかもしれません。
それでも大丈夫です。
答えが出なくてもいいんです。
「うーん」と考えている、そのひとときが、脳を育てています。
子どもには、自分で考えようとする力がもともと備わっています。
親にできるいちばんのサポートは、その力を信じて待つことです。
就学前に必要なのは、たくさんの知識を覚えることだけではありません。
自分で考える経験を重ねることです。
今日の「どう思う?」が、小学校での学びの土台を、静かにつくっています。
【次回予告】
PART2 自分で行動する力
考えたことを実際の行動につなげるために、家庭でできる関わり方を一緒に考えていきましょう。
未来幼児教育研究所では、
子どもの行動を、「困ったこと」だけで見るのではなく、
脳の発達や育ちの視点から考えるヒントとしてお届けしています。
育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
株式会社未来幼児教育研究所 鈴木甲子




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