どうして抱っこばかり求めるの?抱っこは甘えではなく、安心を育てています
- 8月8日
- 読了時間: 3分
子育てには、不安や迷いがつきものです。
このコラムでは、「安心には理由がある」という視点から、子どもの育ちを一緒に考えていきます。
「また抱っこ?」「降ろすとすぐ泣いてしまう。」「抱っこばかりしていると、抱き癖がつくって聞いたけれど…。」そんなふうに悩んだことはありませんか?
家事をしたい。少しだけ休みたい。でも、抱っこを求める赤ちゃんを見ると、どうしていいか分からなくなることもありますよね。

でも、大丈夫です。赤ちゃんが抱っこを求めるのは、わがままだからではありません。
安心したいからです。
赤ちゃんは、生まれたばかりの頃、自分一人では安心することができません。お父さんやお母さんなどの身近な大人のぬくもり、優しい声、心臓の音、抱っこされる安心感。その一つひとつが、「ここは安心できる場所なんだ」という経験になっていきます。
その安心が、心や脳の育ちを支えていきます。
抱っこをすると、少しずつ表情が和らいだり、眠ったり、笑顔になったりすることがあります。すぐに泣き止まなくても、大人のぬくもりや声は、赤ちゃんに届いています。
安心できる経験を何度も重ねることで、「大丈夫」と思える心が少しずつ育っていきます。
「抱っこばかりしていたら、自分で何もできない子になるのでは…。」そんな心配をされる方もいます。
でも、安心してください。
安心をたくさん感じた子どもほど、少しずつ周りの世界に興味をもち、
「行ってみよう」「やってみよう」という気持ちが育っていきます。
安心は、挑戦する力の土台になるのです。
もちろん、お母さんやお父さんにも生活があります。ずっと抱っこを続けることはできません。疲れてしまう日もありますよね。
そんな日は、抱っこをしながら
「待っていてくれてありがとう。」
「今、一緒にいるよ。」
と声をかけてみてください。

短い時間でも、「大切に思っているよ」という気持ちは、ちゃんと赤ちゃんに届いています。毎日完璧である必要はありません。できる範囲で大丈夫です。
抱っこは、甘やかすことではありません。赤ちゃんに「あなたは大切な存在なんだよ」と伝える、最初のコミュニケーションです。
その安心が、やがて自分で歩き出す勇気となり、新しいことへ挑戦する力になっていきます。
だから、今日の抱っこにも、ちゃんと意味があります。
子どもは、自ら育とうとする力を持っています。 困った行動のように見えても、その中には必ず育っている力があります。
抱っこは、安心を育てます。
安心には理由があります。
育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
未来幼児教育研究所 所長/安心子育てアドバイザー 鈴木 甲子




コメント