top of page

子育てコラム

赤ちゃんは、どうして同じ遊びばかりしたがるの?

10月3日
読了時間: 3分

くり返すことが「分かった」「できた」を育てています


子育てには、不安や迷いがつきものです。

このコラムでは、「安心には理由がある」という視点から、子どもの育ちを一緒に考えていきます。


赤ちゃんと遊んでいると、

「またこれ?」

 「さっきもやったのに」

 「どうして同じ遊びばかりしたがるんだろう?」

と思うことはありませんか?

赤ちゃんは、どうして同じ遊びばかりしたがるの?~くり返すことが、「分かった」「できた」を育てています~

お気に入りのおもちゃを何度も触ったり、

 同じ音を何度も聞きたがったり、

 同じ動きを何度もくり返したり。


大人から見ると、

「もう分かったでしょう?」

と思うようなことでも、赤ちゃんは何度でも楽しみます。


でも、この「もう一回」には、ちゃんと意味があります。

赤ちゃんにとって、同じ遊びをくり返すことは、ただ飽きずに遊んでいるだけではありません。

くり返しながら、「こうすると、こうなる」ということを少しずつ確かめているのです。


たとえば、おもちゃを落とす。

大人が拾う。

また落とす。

また拾ってもらう。


何度も続くと、

「また?」

と思ってしまいますよね。


でも赤ちゃんは、

「落とすと下にいく」

 「音がする」

 「大人が拾ってくれる」

そんなことを、遊びの中で確かめています。


同じことをくり返すことで、少しずつ先のことも分かるようになります。

「次はこうなるかな」

という見通しがもてると、赤ちゃんは安心してもう一度やってみることができます。

そして、

「分かった」

 「できた」

という経験が積み重なっていきます。


赤ちゃんは、どうして同じ遊びばかりしたがるの?~くり返すことが、「分かった」「できた」を育てています~

これは、これから新しいことに挑戦していくための大切な土台になります。

お気に入りの手遊びや歌も同じです。

同じ歌を聞く。

 同じところで笑う。

 同じ動きをまねしてみる。


何度もくり返すうちに、

「ここでこの音がくる」

 「次はこの動きだ」

と分かることが増えていきます。

分かることは、赤ちゃんにとって安心につながります。


だから、同じ遊びばかりしていても、

「もっと違う遊びをさせなければ」

と急がなくても大丈夫です。


赤ちゃんが楽しんでいるなら、しばらく付き合ってみてください。

そして、

「またやってみようか」

 「できたね」

 「面白いね」

と声をかけてみてください。


もちろん、ずっと同じ遊びだけをさせる必要はありません。

赤ちゃんが周りに目を向けたときには、新しいものをそっと見せてみる。

興味を示したら、一緒にやってみる。

そのくらいで十分です。


赤ちゃんは、くり返しの中で見通しをもち、それを土台に、少しずつ新しい世界へ進んでいきます。



子どもは、自ら育とうとする力を持っています。

毎日の何気ない遊びの中にも、子どもの育ちにつながる時間があります。


「また同じ遊び?」と思うその時間も、赤ちゃんにとっては「分かった」「できた」を積み重ねる大切な時間なのです。

安心には理由があります。



育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。


未来幼児教育研究所 所長/安心子育てアドバイザー 鈴木 甲子 


コメント


© 2026 株式会社未来幼児教育研究所
bottom of page