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子育てコラム

赤ちゃんは人を見て育っています

10月24日
読了時間: 3分

見て、まねして、人との関わりを学んでいきます


子育てには、不安や迷いがつきものです。 このコラムでは、「安心には理由がある」という視点から、子どもの育ちを一緒に考えていきます。


赤ちゃんが、大人の顔や手元をじっと見ていることはありませんか?

話している人の口元を見つめたり、手を動かす様子を目で追ったり。


「何を見ているのかな?」 「まだ分からないと思うけれど、何か感じているのかな?」

そんなふうに思うこともありますね。


赤ちゃんは、身近な人の表情や動きに関心を向けながら、少しずつ学んでいます。

まだ言葉で説明されても分からないことを、人を見ることや、自分でやってみることを通して知っていくのです。


赤ちゃんは人を見て育っています

例えば、大人が手を振って、「バイバイ」と言う姿を見ているうちに、赤ちゃんも手を動かしてみるようになります。


大人が積み木をひとつ置くと、赤ちゃんも積み木を持ち、置こうとする姿が見られます。

最初から同じようにできるわけではありません。

じっと見ているだけの日もあれば、少し手を動かしてみる日もあります。


見ていた動きを、あとになって、ふとやってみることも。

こうした「まね」は、赤ちゃんにとって大切な学び方の一つです。


人の動きに気づく。見たことを覚える。自分の体を使ってやってみる。


見たことを自分の体で試す中で、赤ちゃんは、見る力や覚える力、体を動かす力を使っています。 こうした経験が、脳の育ちを支えています。


赤ちゃんは人を見て育っています

そして、まねをしたときに大人が、 「同じようにやってみたんだね」 「一緒だね」 と応えると、人と一緒にする楽しさも味わっていきます。


ただ、まねが大切だからといって、何度も練習させる必要はありません。

赤ちゃんが興味を向けているときに、身近な動きをゆっくり見せてみてください。


手を振る。 手をぱちぱちと合わせる。 おもちゃを箱に入れる。


いつもの暮らしや遊びの中に、見て学べる場面があります。


すぐにまねをしなくても、 「見ているね」  と声をかけながら、その時間を大切にしてみましょう。


反応を急がず、少し待ってみると、赤ちゃんなりの動きが見られるかもしれません。

反対に、大人が赤ちゃんの動きをまねしてみるのもよいですね。


赤ちゃんが手をぱちぱちと合わせたら、大人もぱちぱち。

同じ動きを一緒に楽しむことが、やり取りにつながります。


よくまねをする子もいれば、じっくり見ている子もいます。 興味を向けるものや、やってみる時期にも違いがあります。

顔をそむけたり、ほかのものに関心が移ったりしたら、そこで終えて構いません。


また、「見られているから、いつもよいお手本でいなくては」と気負わなくても大丈夫です。

赤ちゃんと一緒に笑ったり、遊んだり。 そんな日常の中に、学びのきっかけがあります。



子どもは、自ら育とうとする力を持っています。

毎日の何気ない関わりの中にも、子どもの育ちにつながる時間が隠れています。


じっと見つめる時間も、 少しまねしてみる時間も、 赤ちゃんが自分の世界を広げていく大切な経験なのです。


安心には理由があります。



育児や保育のことで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。


未来幼児教育研究所 所長/安心子育てアドバイザー 鈴木 甲子 


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